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ラーメンのはなし

「モノづくり」は2種類ある。
「すでにできあがっているモノのためのモノづくり」と「モノそのものを作るモノづくり」。
これまでは、前者、販売促進・プロモーション用の広告、キャンペーンウェブサイトを中心に制作してきた。
これからは、後者へとシフトしていきたいと思い、活動しはじめた。
これまでは、どこかでラーメンができあがって、みんながそれを食べたくなるようにあれやこれや思考してきた。
そのラーメンの味や特徴を研究して、いいところをいかに伝えるか、というモノづくり。
話題になれば成功、予想以上に売れれば大成功。広告だから。
これまでに手がけたいろいろなラーメンを引っさげて、うちならこんなにステキにみせられますよ、という世界。
これからは、時には頑固に、自分らが思う美味しいラーメン自体を追い求めなければならない。
好き嫌いは誰にでもある。けれどまずは「うちが美味しいと思う味はこれ」という看板を掲げなければならない。
自分たちで作った自信作ラーメンを引っさげて、うちと一緒に新しい美味いもんをつくりませんか、という世界。
あってるかどうかは置いておいて。
これまでいわゆる「広告業界」で学んできたことは、モノそのものを作る際にも活かすことができる。むしろ武器になる。
自分らでつくったものをどうプレゼンテーションするか、ということも大切なことだから。
とってもポジティブ。
美味しいラーメンができたときに、ちゃんとした紹介ができないともったいない。
ケータイの写メより、一眼レフで撮ったほうがすてきでしょう。そういう話。
(もちろん、美味しい美味しいと口コミで自然に評判になるのが最高のラーメンなのかもしれないけど。)
つまりは、今はいただける一つひとつのお仕事をしっかりとやっていかなければと。
それと同時に、「モノそのものづくり」もしていかなければと。
(ブランディングやロゴ制作のお仕事は2つの中間にいるような感じもする。難しいけど楽しい。)
代表との雑談で印象に残った話。